ビジュアルラボ 9 仕様


[概要]
 Visual LABは、インタラクティブなシミュレーション作成ツールです。画像やサウンドなどを統合したコンテンツ製作も可能です。グラフィック+マルチメディアオーサリングとシミュレーションを統合した新しいソフトです。当製品は、シミュレーション開発ソフト「Visual Simulator」を継承し、グラフィック・音声編集をはじめアニメーション機能等多くの機能を追加した統合型ソフトです。作成した一つの画像が形を変え、画面上で動きます。あなたのマウスクリックでの呼びかけに、音や動きで答えたり、マルチメディア時代ならではのアイデアを実現し、パソコンを使う楽しみを新たに発見する。そんな開発ソフトです。作成したコンテンツはEXE形式のダウンロードでの実行だけれでなく、JavaAppletを使ってブラウザ上で操作可能なコンテンツの公開が可能です。
 
 ページに部品を配置することでシミュレーションや動画コンテンツが作成出来ます。部品ファイルやJPEG部品で保存することで、移動・拡大・回転等が行える形での保存が出来ます。保存したファイルは、白板ソフトでも使用可能です。PC画面の録画機能を使って、操作を録画して再生することが出来ます。録画したページにサウンド部品を追加することでナレーションを追加したり、ページ時間を編集することで一部の動きを遅くしてナレーションに合わせたり、テキスト部品を追加して説明を追加すること等が可能です。

■機能1 デジカメ・スキャナー・ビデオ画像・音声などをドラッグして配置してページを増やすだけで、コンテンツや部品が簡単に作れます。
■機能2 作成した部品は、白板ソフトの部品としてドラッグでの追加やコピー・貼り付けで使用可能です。
■機能3 ドローとペイントの両機能を同時に使ったグラフィック編集やコネクタを使った部品の自動変形が使えます。影や枠などの効果をつけることも出来ます。
■機能4 サウンドやMIDIも再生したいページにドラッグして配置するだけで簡単に追加出来ます。サウンド編集機能で録音やレベル調整も可能です。
■機能5 部品に親子関係を持たせることで部品の上に文字を貼り付けての移動や回 転などが子部品の文字が張り付いた形で自然に行なえます。
■機能6 部品にシミュレーション用の関係式を設定でき、シミュレーションを行なうことが出来ます。
■機能7 作成したソフトは自由に配布出来ます。単体で動作する実行形式だけでなく、ブラウザで閲覧可能なJavaAppletとしても公開可能です。

<最新版追加機能の紹介>
・値を持つ部品の作成で式の参照を追加しました。面積や体積などのサンプル式が用意されました。
・値を持つ部品の作成でコネクタ追加の選択を追加しました。
・値を持つ部品の新規作成時に表やグラフを選んだ場合の要素数の初期値を1に修正しました。
・面グラフで要素数1の場合でも面が表示される形に修正しました。
・定義なし変数を1次元の自動配列として扱う形にしました。


[動作環境]

OS  WindowsXp日本語版、、Windows2000日本語版、Windows Vista日本語版、
CPU Pentium 1GHz以上
メモリ
512MB以上

特長

<インタラクティブシミュレーション作成>
デジカメ・ビデオ・スキャナ画像、テキスト、サウンド、表グラフ等のさまざまなデータを「部品」として扱い、それらを組み合わせて1つの作品を作り上げる統合型ソフトです。部品に複数のページを持たせることで、部品ごとの動きを実現。動画や動くグラフィックをスピーディに作成できます

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<計算するホームページ作成>
関係式を使って計算を行うコンテンツ作成もできます。グラフや数値入力も可能です。たとえば、元金と金利を入力し10年間の残高変化をグラフ表示するなどの使い方が出来ます。関係式を使うことで、画像を順番に表示するだけでなく、データの変化に合わせ表示切り替えることが可能です。JavaAppletの形で保存されますので、ホームページ編集ソフトなどを使って他のページの一部として使用することも出来ます。

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<実行ファイル・HTMLファイルを作成>
作成したコンテンツは単体で動作可能なEXEファイルとして配布することが出来ます。また、HTML形式で保存してサーバーに入れホームページとして公開することも可能です。(文字書体などの一部の表示は、EXEとHTMLで異なります。)

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<オブジェクト指向とページ補間>
VisualLABでは部品をオブジェクトとして考えて親子関係を持たせています。例えば、メータの中に針を子部品として配置しメータのページ変化に合わせ針を動かしたメータを作ることが出来ます。レイヤでの重ね合わせではないので親部品の回転や変形も自動的に子に伝わります。さらにページの補間機能により中間の状態が自動生成されるので途中のページも滑らかに表示することが出来ます。例えば、0ページと1ページに異なる角度の針を子部品として配置して0.6ページをページ番号として指定すれば、その間の状態に針が配置されます。アニメーションを行う場合にもページ補間が行われます。

<プレゼンテーションを演出>
キーやボタンを押すことによる動きや効果音などをつけたプレゼンテーションが作成できます。ドラッグで部品の移動や変形、ページの切り替えなども実行しながら行うことが可能です。サウンドの大きさや範囲の切り取りなどの編集はVisualLAB自体で行うことが出来ます。

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<主な用途>
ホームページ作成、プレゼンテーション、シミュレーションモデル作成、オートデモ、電子広告、動くマニュアル、動くカタログ、ビジュアル文書、アプリケーション試作、業務用デモ、パソコン教育、プログラム学習、組み込みソフトなど

[読み込み可能ファイル形式]

部品ファイル
(*.bhn)
VisaulLAB専用の形式の部品ファイルです。
JPG形式部品ファイル
(*.jpeg)
JPGファイルのコメント部分にVisaulLAB専用の形式の部品ファイル情報を埋め込んだ形のファイルです。通常のJPGとしてフォルダ内での画像一覧表示が使用出来ます。
画像ファイル(*.bmp,*.dib,*,jpg,*.,ico) Bitmap形式やJPEG形式、アイコン形式が読み込み可能です。読み込んだファイルは画像部品として扱われ、画像としての編集が可能となります。
テキストファイル
(*.txt,*.rtf)
文字の入った種類のファイルです。通常のテキストファイルとリッチテキスト形式のファイルが読み込み可能です。読み込んだファイルはテキスト部品として扱われ、テキストの編集が可能です。
カンマ区切りファイル(*.csv) カンマで区切られた文字や数値の並んだファイルです。通常CSVファイルと呼ばれます。読み込んだファイルは、表・グラフ部品として扱われ、表形式での値の変更やグラフとしての表示が可能です。
サウンドファイル
(*.wav)
音声などのサウンドデータのファイルです。WAV形式やPCM形式と呼ばれることもあります。読み込んだファイルは、サウンド部品として扱われ、配置することで任意のページでサウンドを再生することが出来ます。
MIDIファイル
(*.mid)
音楽データのファイルです。読み込んだファイルは、MIDI部品として扱われ、配置することで任意のページで音楽を再生することが出来ます。HTML形式ではブラウザによって再生されない場合があります。
メタファイル
(*.,wmf,*emf)
イラストなどに使用されるDraw系データのファイルです。読み込んだ部品はイラスト部品として扱われます。イラスト部品は、内部に画像を作成して表示されます。
メディアファイル
(*.,avi,*.wmv)
動画やサウンドなどのファイルです。DirectShowの機能を使って読み込みを行っています。アニメーションGFの読み込みなどもDirectShowの機能によって実現しています。動画ファイルの読み込み時には、必要に応じて読み込み設定のダイアログが表示され、読み込み範囲などを指定できます。読み込んだファイルは、画像があれば持つ画像部品に、サウンドだけの場合はサウンド部品として扱われます。
ショートカットファイル
(*.,lnk, *.url)
フォルダやEXE、インターネットで使用されるURLなどへのショートカットのファイルです。フォルダへのショートカットはファイルをドラッグして読み込むことが可能です。
[保存可能ファイル形式]

部品ファイル
(*.bhn)
VisaulLAB専用の形式の部品ファイルです。
JPG形式部品ファイル
(*.jpeg)
JPGファイルのコメント部分にVisaulLAB専用の形式の部品ファイル情報を埋め込んだ形のファイルです。通常のJPGとしてフォルダ内での画像一覧表示が使用出来ます。
HTML形式ファイル
(*.html)
ブラウザで閲覧可能なHTML形式のファイルです。JavaAppletを含みインタラクテブな動作可能な形で保存されます。
実行形式ファイル
(*.exe)
実行形式のファイルです。単体実行可能な形で配布することが出来ます。実行形式ファイルの保存時には、設定ダイアログが表示され、ウィンドウの表示位置などを指定できます。
動画ファイル
(*.avi)
動画のファイルです。動画ファイルの保存時には、設定ダイアログが表示されます。
画像ファイル(*.bmp,,*,jpg,*.,ico) 一般的な画像ファイル形式です。Bitmap形式やJPEG形式、アイコン形式が可能です。画像ファイルの保存時には、設定ダイアログが表示され、形式や連番保存などを指定できます。
テキストファイル
(*.txt,*.rtf)
文字の入った種類のファイルです。テキスト部品の保存時にのみ選択可能です
カンマ区切りファイル(*.csv) カンマで区切られた文字や数値の並んだファイルです。通常CSVファイルと呼ばれます。表グラフ部品の保存時にのみ選択可能です
サウンドファイル
(*.wav)
音声などのサウンドデータのファイルです。WAV形式やPCM形式と呼ばれることもあります。サウンド部品の保存時にのみ選択可能です
MIDIファイル
(*.mid)
音楽データのファイルです。読み込んだファイルは、MIDI部品として扱われ、配置することで任意のページで音楽を再生することが出来ます。
 
 

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